世界で唯一カモシカ専門動物園
世界6ケ国のカモシカ5種類24頭を飼育・学術研究
御在所岳山上公園にある(財)日本カモシカセンターは、御在所自然科学博物館と御在所山岳動物園によって構成されております。
博物館は、鈴鹿山系の地形や地質、植物、昆虫、動物の分布など分かりやすく展示しております。
動物園は、世界で唯一のカモシカ専門動物園で世界のカモシカを飼育、学術研究しております。
所在地/ 〒510−1233 三重県三重郡菰野町御在所岳
創立年月日/ 昭和48年12月26日
創立者/ 御在所ロープウエイ株式会社
経営者/ 理事長 寺尾 武
園長・専務理事/ 山野直也
職員数/ 2名
総面積/ 25000平方メートル
ニホンカモシカ(カモシカ類)
特別天然記念物
オス1 メス1(平成17年4月29日現在)
ニホンカモシカはカモシカという名前からシカの一種と思われがちですが、分類学上、哺乳動物、反すう偶蹄類の牛科に属する最も原始的な姿をしている日本にだけ住んでいる珍しい動物です。首をかしげて岩場に立つ姿から「山の哲学者」といわれるニホンカモシカをゴンドラからウォッチングしてみてください。
(生息分布)
中国地方を除く本州、四国、九州のごく一部の山岳地帯に住んでいます。鈴鹿山脈には推定約400頭といわれ、御在所岳周辺に約20頭住んでおります。
(生活)
集団の生活はしないで、親子の単位で約1〜2キロ平方の範囲で行動しています。秋に交尾し春に出産し1年間は子供を連れていますが、2年目より親から離れて行動します。
(食べ物)
植物性(草食性)のものを食物とし、シャシャンボ、オオカメノキ、イヌガ、イヌツゲ、カヤ、ウラハグサ、コメツガ、スギ、アオキ、アスナロなどの多肉性葉植物を常食とします。 |